【5分で分かる】キャリアにおけるダイバーシティ(多様性)・障害者のキャリア理解


キャリアが、職業を意味するものだけではなく、「生き方」や「人生」を問われているからこそ、キャリアコンサルティングのニーズは高まっている。


 こんにちは。キャリ男人事サロン代表のキャリ男です。


 今回は、キャリアにおけるダイバーシティの考え方として必要になる「障害者とその種類及びキャリア対策」についてまとめてみたいと思います。


関連する記事のリンクは下記から

 ・「キャリアコンサルティングの意義と役割」に関しての記事はこちら

 ・「キャリアコンサルタント倫理綱領」に関しての記事はこちら

 ・「キャリアの定義」に関しての記事はこちら


キャリアにおけるダイバーシティの課題


 キャリアというものは、健常者のみならず障害者においても、「共通の課題」でなければならない。


 そのため、キャリアコンサルタントは、ダイバーシティ(多様性)を意識した知識の習得に励む必要がある。


 また、キャリアコンサルタントのみならず、子どもを持つ親御さんは、自身の子どもを育てたり、教育したりする時にも本ブログでまとめる障害という視点は大変有用である。


 さらには、学校や職場での人間関係やコミュニケーションにおいても有用である。


 ブログに記載する内容は、正確なリファレンスに基づくものから構成したい。


 記事内の各リンクからは、キャリ男がオススメする障害やメンタルヘルスに関する詳細で分かりやすい情報が掲載されているサイトに飛ぶことができる。


 他人ごととは考えず、身近な人を助けることになる情報も大いに含まれている。


 是非、皆さんのスマホのお気に入りに保存して、日頃から参照されたい。


障害者とその種類及びキャリア対策


 障害者対策の基本的理念を示す法律「障害者基本法」では、障害者の定義を



"「身体障害、知的障害、または精神障害があるため長期にわたり日常生活、または社会生活に相当な制限を受ける者」"


としている。

※障害の種類と疾患(就職活動支援センター「ウェルビー」)に詳しく分類がまとまっているので、是非併せてご覧ください。


 特に、キャリアコンサルタントは、「障害」はその人の「特性」であるように捉えながら対話やカウンセリングを行うことが望ましい。


 つまり、その人の「人格」や「意志」ではなく、「能力」・「特性」であるという視点を持つことが、ダイバーシティの前提にあるように思う。


発達障害と発達障害グレーゾーン


 障害の中でも、キャリアコンサルタントがクライエントの中で多く関わることが予想されるのは、発達障害を持っている方とされている。


 ここで、発達障害を持つクライエントに多く関わる可能性があると記載したが、実際の現場では、「発達障害のグレーゾーン」とされるクライエントが多い。


 これまで聞いたことが無かったという方は、是非この機会に一度調べてみてほしい。


「発達障害のグレーゾーン」という言葉を知っているだけでも非常に意義が大きい。


発達障害のグレーゾーンとは、


"「発達障害の症状がいくつか認められるものの、診断基準を全て満たすわけではないため、発達障害との確定診断をつけることができない状態とされる」"


つまり、障害の「傾向」は認められるが、確定診断はされていない状態のことを言う。


 発達障害グレーゾーンは、正式な診断名ではないため、診断が確定されることはないが、グレーゾーンであるが故に悩む人は、社会生活において何かしらの生きづらさや困りごとを感じており、現実生活では多く潜んでいるとされる。

発達障害グレーゾーンの理解


 グレーゾーンもあるということを認識しておくことで、自身の特性の理解が深まったり、グレーゾーンの傾向があるような他者とのコミュニケーションにおいても対処の方法が異なってくる。


 グレーゾーンは傾向の強さであるため、症状の出方は人それぞれであるが、世の中の多くの人が抱えている状態とされている。


 また、グレーゾーンだからといって、発達障害の症状が軽いというわけでなく、症状の表れ方は人によって異なるため、発達障害の人同様に特性に対して適切に対処できることが求められる。


 人間は誰しも、何かしらの特性や特徴があるものである。それは個性と言っていいかもしれない。


 自身または相手が無知であるが故に他者と衝突してしまうのであれば、今回の「グレーゾーン」や「特性」という知識を知ることで衝突が避けられるかもしれない。


 この点で、家族関係や子育てを行う親御さん、学校・職場での人間関係・コミュニケーションなどで大いに有用があるのではないだろうか。


発達障害の理解


 発達障害に関して、まずはその特性を簡単に整理したい。


 実際に、発達障害という言葉を聞いたことがあっても、正確にその特性を調べたことがある人は案外少ないのではないだろうか。


  • 生まれつきの特性で、「病気」とは異なる。

  • 発達障害はいくつかの分類され、自閉症、アスペルガー症候群、注意欠如・多動性障害(ADHD)、学習障害、チック障害、吃音などが含まれる。

  • 生まれつきの脳の一部の機能に障害(特性)があるという点が共通している。同じ人に、いくつかのタイプの発達障害があることも珍しくなく、そのため、同じ障害がある人同士でもまったく似ていないように見えることがある。個人差がとても大きいという点が発達障害の特徴と言える。


参考:発達障害の特性(代表例)(厚生労働省)



 発達障害の分類に関する図を下記に引用するので是非整理いただきたい。

                    出典:発達障害の理解のために(厚生労働省)


自閉症スペクトラム障害(DSM-5)とは


 自閉症スペクトラム障害とは、現在の国際的診断基準(ICD-10)の診断カテゴリーである広汎性発達障害(PDD)(上図参照)とほぼ同じ群を指しており、自閉症、アスペルガー症候群、その他の広汎生発達障害が含まれる。


 症状の強さに従って、いくつかの診断名に分類されるが、本質的には同じ1つの障害単位だと考えれている(スペクトラムとは「連続体」を意味している)。


 典型的には、相互的な対人関係の障害、コミュニケーションの障害、興味行動や行動の偏り(こだわり)の3つの特徴が表れる。


 自閉症スペクトラム障害の人は、最近では、約100人に1〜2人存在すると報告されている。


 男性は女性より数倍多く、一家族に何人か存在することもあると言われているような身近な障害の1つであるからこそ、一人一人が知っておく必要がある。


※自閉症スペクトラムに関しての書籍

 本田秀夫,自閉症スペクトラム 10人に1人が抱える「生きづらさ」の」正体』