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【保存版】【キャリア理論家一覧】キャリコン学科試験合格を目指す方はこれだけは覚えたい!

更新日:2021年10月14日


 

【必須知識】キャリアガイダンス理論!学科試験合格のために確実に覚えたい!

 

こんにちは。キャリ男人事サロン代表のキャリ男です。


 このブログは、第16回国家資格キャリアコンサルタント試験(2021年3月開催)を一発合格した筆者が、これからキャリコン試験を受験される方に向けて、キャリコン学科試験を合格するために抑えておいて欲しいキャリア理論家をまとめた内容です。


 ぜひ、キャリアコンサルタント国家試験合格に向けて、勉強用に使っていただければ幸いです!


 理論家をただ無作為に一覧として並べるのではなく、各理論家の立ち位置や理論背景の繋がりがイメージしやすいようにまとめています。つまり、各理論家が提唱しているキャリア理論のもとになっている学問やアプローチ方法の繋がりも一緒に勉強することで、記憶に残りやすいと思います!


 各理論家と共にキーワードをまとめていますが、もっと知りたいという方は、各理論の書籍を参照されていただくことをお勧めします。


筆者の詳細プロフィールは「こちら」


関連する記事のリンクは下記から

 

◎産業心理学「組織でより良く働くには?」


▪️テイラー(1911)

科学的管理論

作業効率・生産性・手順を提案ノルマ達成→ペイUP→モチベUP


◎組織(職業)心理学(職務満足の理論)


▪️シャイン(1965,781)

:キャリア・サバイバル(企業内外からの声)・8個のキャリアアンカー(キャリアや職業における自己概念・セルフイメージ、個人の拠り所)(①技術・専門②(経営)管理③安定・安心④創造性・起業家的⑤自律自立⑥社会への貢献⑦生活様式⑧チャレンジ)

:キャリアサイクルの段階と課題・職業発達理論・立方体モデル(3次元モデル)


▪️ハーズバーグ

:動機付け・衛生理論(2要因理論)・職業満足の要因の研究

 

◎精神力動からのアプローチ(フロイト背景)


▪️ブリル(1949)

:精神分析的理論(快楽主義と現実原則を適応)/防衛機制の「昇華」を採用し職業選択行動を説明


▪️マズロー(1954)

欲求段階説・欠乏欲求・成長欲求


▪️ロー(1957)

心理的構造理論・個人特性と職業分類を関連付けて職業・キャリア発達を説明/家族の心理的影響


▪️ブロンフェンブレナー

:社会学的構造理論_環境(家族)に力点を置いた考え方・相互連結の原則によって、環境の影響を4つに分類①ミクロシステム②メゾシステム③エクソシステム④マクロシステム・クロノシステム

 

◎発達論からのアプローチ「今の状態をどう乗り越える?」


▪️ハヴィガースト

:アメリカの教育心理学者で、最初に発達課題の概念を提示した学者・6つの発達段階


▪️ギンズバーグ(1951,72)

職業発達論「職業選択は生涯にわたる意思決定のプロセス」そのプロセスは非可逆的(元に戻らない)であり、個人の欲求と現実の妥協(最適化)をもって終わる・10年かかる・職業選択における発達的プロセスを理論化した最初の学者


▪️スーパー(1949,51)

職業発達理論

:自己概念・キャリアステージ理論・マキシサイクル・ライフキャリアレインボー・職業発達の14の命題・アーチモデル


▪️エリクソン(1959,68)

:心理・社会的発達段階(8段階)・マイナスの特性(危機)が少し残るのがいい状態・アイデンティティ・個体発達分化の図式


▪️レヴィンソン(1978)

:人生の四季・安定期と過渡期・中年の危機

 

◎特性論からのアプローチ「何が向いてる?」


▪️パーソンズ(1909)

:職業指導の祖

特性因子理論(マッチング理論)・職業選択、ペグの理論


▪️ウィリアムソン

:学生相談の基本概念・特性因子カウンセリング・職業相談(ボケイショナルカウンセリング)


▪️ホランド(1959,73)

:個人の性格的特徴・6つのタイプ(RIASEC)・スリーレターコード・環境6タイプ・5つの適職領域・VPI職業興味検査

心理学的構造理論_個人に力点を置いた考え方(構造的・交互作用論)

 

◎社会的学習理論からのアプローチ「モデルを探そう。どう学習する?」


▪️バンデューラ(1971)

社会的学習理論・観察学習&直接体験学習・自己効力感・モデリング・機会遭遇理論

:偶然は予測されずに起こるが、いったん起こると予定されていたことと同じように、通常の連鎖の中に組み込まれて、人間の選択行動に影響を与える

:モデリング過程_注意→保持→運動再生→動機付け


▪️クランボルツ(1979,99)

:「職業選択は学習の結果」社会的学習理論・キャリア意思決定・意思決定モデル・キャリア信念測定CBI

プランドハプンスタンス(計画された偶発性)・好奇心・持続性・楽観性・柔軟性・リスク・テイキング

 

◎意思決定論からのアプローチ「どれを選ぶ?」


▪️ジェラット(1969,85)

:前期/意思決定のプロセス重視・連続意思決定モデル、予測→評価→決定

:後期/自由決定の想像・不確実性の受入・肯定的不確実性、全脳型アプローチ・意思決定理論


▪️ヒルトン(1962)

認知的不協和理論を意思決定プロセスに応用・意思決定は外界からの入力と環境の不調和、耐性、再調整によって決定。職業選択も同じルート


▪️ティードマン

:自我形成過程における認知発達とそれに基づく意思決定のプロセス・「過去の経験」と「未来の目標」・予期の4段階、実行の3段階


▪️ブルーム

:意思決定論を数値化・期待理論・モチベーション理論

:行為の力=期待×誘意性×道具性

 

◎キャリア発達論(キャリア発達的アプローチ)


▪️ホール(1976,2000)

:関係性アプローチ(他者との関係の中で学び合い)・プロティアン(自由自在)キャリア/環境変化に対して絶えず適応できる・アイデンティティも変化

アダプタビリティ(変化に適応する能力)=適応コンピテンス「どの環境でも使える能力」×適応モチベーション「自分のモチベは自分で責任」


▪️シュロスバーグ(1984)

:転機の理論(とランジジョン理論)・キャリア転換の対処・4S(状況・自分・支援・戦略)の点検・イベント・ノンイベント


▪️ブリッジス(1990)

:キャリア転換/ある終結ーニュートラルゾーン(中立圏)ー新たな出発


▪️ニコルソン

:準備→遭遇→順応→安定化(トランジョンサイクルモデル)・各段階の相互依存が前提(善循環・悪循環)


▪️ハンセン(1997)

統合的人生設計(ILP)・ライフキャリア・キルト・4L(仕事・学習・余暇・愛)・仕事と精神性


▪️レヴィン

:人間の行動(B)は、人間(P)と環境(E)の関数:B=f(P,E)・ライフスペース・Tグループ


▪️ピーヴィー

:ソシオダイナミック・カウンセリング

⇨ライフスペースを明らかにする・対話的な傾聴・システマティックアプローチ


▪️サビカス(1997,2005)

キャリア構築理論・キャリア発達理論・過去の再構成・職業パーソナリティ・キャリアアダプタビリティの4次元(キャリア関心・統制・好奇心・自信)・ライフテーマ→個人にとって重要なこと”そのもの”・ナラティブ

 

次回のブログでは、カウンセリング理論についてまとめたいと思います。


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