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【5分で分かる】企業内人事採用担当のキャリアとは(採用担当者必見)

更新日:2020年11月18日


 

「企業の目標達成のための人材を確保し、その人材を活用するための仕組みや環境を整える」

 

 こんにちは。キャリ男人事サロン代表のキャリ男です。


 今回は、人事部門のなかで人材採用業務を務めるキャリ男が考える「人事採用担当者の心構え30条」についてまとめてみたいと思います。


 もちろん、業界や企業規模によって、人事の役割や担当業務は様々だと思いますし、私もまだまだ勉強中の身でありますので経験していない業務分野があるのは事実です。


 しかしながら、人材採用業務のキャリアに興味がある就活中の学生さんや社内異動、転職を希望する社会人の皆さんのキャリアを考える一助となれば幸いです。


筆者の詳細プロフィールは「こちら」


関連する記事のリンクは下記から


 

人事の人って、そもそもどのような仕事をしているの?


 人事担当者が、具体的にどのような業務を行なっているのかご存知でしょうか。


 というのも就職・転職活動の面接や入退社での手続きで、人事担当者と関わりがあるものの、普段の業務の中では人事担当者との関わりは少ないと思います。


 営業職や企画職、研究開発職と比較すると、どうしても裏方といったイメージが強いように思います。


 そのため、人事のキャリアを目指したり、考えたりしても、

  • 「何をしているのか」

  • 「どのような役割があるのか」

  • 「人事担当者にはどのような知識や行動が求められるのか」

 

 といった疑問点が多いように思います。

 

人事部門の目的と役割とは?

 

 まず、人事部門の目的を整理します。


 人事部門の目的は、


「企業の目標達成のための人材を確保し、その人材を活用するための仕組みや環境を整える」

 だと考えています。


 その目的を達成するために、人事の役割や業務は大きく分けて4つあると言われています。


  1.  人材の採用・確保

  2.  人材の育成・教育

  3.  人材の労務管理

  4.  人事制度設計


 企業によって異なりますが、人材の評価や配置は人事主導というよりも、部門ごとのトップを軸に人事が調整するという側面が強いように思います(中小・零細企業であれば、社長が全従業員の評価や配置を行うことも多いようですが・・・)。


 さらに、人事の業務を大きく2つに整理することができます。


  1. 人材の管理を行う「人事管理」…採用・育成・評価の側面

  2. 人材の労働環境を管理する「労務管理」…社会保険や労働保険、給与計算の側面


 このように、人事業務と一言で言っても、業務や役割は様々あります。


 まずは、人事としてのキャリアを歩みたい、興味があると言っても、自身は人事の中でも、どのような役割で活躍をしていきたいのかをしっかりと整理しておく必要があるように思います。


 ちなみに、筆者であるキャリ男が担当する業務は、「1.人事管理」の中の「1.人材の採用・確保」が8割ほど、「2.人材の育成・教育」が2割ほどといった業務になります。


 もちろん、人事担当部署の共通役割としては経営陣と現場の双方と連携しながら、経営計画にもとづいた適切な人事管理を行うよう努める必要があります。


 しかしながら、担当する業務がそれぞれ異なると、それぞれの業務に応じて求められるスキルやタイプは異なってきます。


 例えば、同じ人事部門であっても、採用担当者と労務管理者では、身につけている知識は違うと思いますし、それぞれの業務に向いている相性やタイプも変わってきます。


 是非、皆さんが人事マンとしてのキャリアを歩もうと考えた際には、自分であれば人事の中でも、「どのような役割を担い、どのような専門性を身に付けていきたいのか」を考えて欲しいと思います。



参考書籍:今野浩一郎,『人事管理入門 (日経文庫) 新書』


 

採用担当として人事キャリアがスタート


 一人一人、人事を目指す動機や興味のある業務は異なると思います。


 私は、学生時代の頃から、採用・教育・組織開発に最も興味がありました。


 手前味噌ですが、人事マンとしてのキャリアを考えたとき、採用業務を一度経験しておくことは非常に重要だと考えています。


 大手企業を中心に、総合職で入社した優秀な若手は、一度採用担当として経験を積ませていることをよく聞きます。


 採用担当として仕事を行う場合、部門内だけではなく、全社的な視点で会社を理解し、それらの情報を学生さん等(他者)に分かりやすく伝えることができなければなりません。


 また、採用業務以外でもサラリーマン生活の中で、人事担当部署での経験は、「ヒト」の視点で会社を見てみるといったことからも、今後のキャリアの肥やしになるのではないでしょうか。


 つまり、経営資源の1つである「ヒト」を軸に、全社的な視点を得るということは、総合職としての将来的なマインドを磨いているという背景があるように思います。


 

キャリ男が考える採用担当者の心構え30条



 採用担当者としての私のキャリアは、まだまだスタートしたばかりです。


 ですが、最後にこれまでの採用業務を振り返り、採用担当者として私が気をつけている心構え30条をお伝えしたいと思います。

 

 私は、採用担当の中でも新卒採用がメインですので、学生さんへの心構えを考えている内容が多いです。


 是非、人事担当者や採用担当者のキャリアに興味がある方のご参考になれば幸いです。


  1. 採用担当者は、学生さんと同じ目線で会話・対応を行う

  2. 採用担当者は、学生さんの視点であらゆる効果的な施策を考える

  3. 採用担当者のお客様は、一に学生さんであり、二に会社である

  4. 採用担当者は、応募してくれた学生さん全てに対し、丁寧に対応する

  5. 採用担当者は、採用権限を持つが、決して偉くはない

  6. 採用担当者は、マーケティングの視点を持っておきたい

  7. 採用担当者は、ブランディングの視点を持っておきたい

  8. 採用担当者は、データサイエンス、統計分析の知識を持っておきたい

  9. 採用担当者は、いかに自社をアピールできるかそのコンテンツとチャネルを考えたい

  10. 採用担当者は、プレゼンテーションスキルの向上につとめる

  11. 採用担当者は、学生さんと円滑なコミュニケーションを取ることができる

  12. 採用担当者は、学生さんから気軽に質問されやすい存在でいる

  13. 採用担当者は、学生さんへのレスポンスに迅速に対応する

  14. 採用担当者は、傾聴のコミュニケーションを使う

  15. 採用担当者は、自身のファン作りを目指すように行動する

  16. 採用担当者は、多様な勉強や経験など、自分磨きへの投資をし続ける

  17. 採用担当者は、読書を積極的に行い、インプットを心掛ける

  18. 採用担当者は、労働関係法令に関する知識を勉強しなければならない

  19. 採用担当者は、常に法改正や社会情勢変化へのアンテナを高めておく

  20. 採用担当者は、採用目標数の達成など数値責任に執着しなければならない

  21. 採用担当者は、自身の仕事が会社の事業に大きな貢献をするやりがいを持っておく

  22. 採用担当者は、自身の仕事が会社の事業に大きな影響をもつ責任感を持っておく

  23. 採用担当者は、必要に応じて白、黒つかない判断をすることもある

  24. 採用担当者は、全員を一人一人見ることはできない

  25. 採用担当者は、起こる問題に対して、一喜一憂してはいけない

  26. 採用担当者は、明るくかつ冷静に落ち着いて対応できなければならない

  27. 採用担当者は、容姿、服装を清潔に整えなければならない

  28. 採用担当者は、コンプライアンス意識を常に持って対応しなければならない

  29. 採用担当者は、採用業務においてキャリア教育の視点を取りれたい

  30. 採用担当者は、指示待ち人間ではなく、これらの指針に適する行動を積極的に行う


 いかがだったでしょうか。


 まだまだ浅いこれまでの私の経験に基づく心構えですが、是非、何かしらのご参考になれば嬉しいです。


 これら30条の心構えは、キャリアの定義(詳細は「こちら」)からも分かるように、これからも柔軟に追加・修正されるものです。


 皆さんも私も、キャリアは生涯続いていきます。


 一度、自身のキャリアを振り返ってみながら、自身が大切している業務での心構えや指針を書き出してみるのもいい機会になるのではないでしょうか。



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