【10分で分かる】新社会人向け、お金の簡単管理方法(貯金1000万円の道)
なぜ、学校ではお金について教えてくれないのか?
こんにちは。キャリ男人事サロン代表のキャリ男です。
今回は、新社会人向けに、稼いだ給料をどのように管理すれば、一歩ずつ貯金1000万円に到達できるのか、その管理方法や気をつけたいポイントについて私が実践している方法をお伝えしたいと思います。
もちろん、貯金額が全てではありませんが、「どうやってお金を管理すればいいの?」と悩んでいる方は、ぜひご覧ください!
毎日を楽しみながら、ストレスなく貯金も行える方法かと思います。
ちなみに私も普通のサラリーマンですから、今回お伝えする内容は特別な方法というわけではありません。実践することは、あくまでも今の現状からよりよくお金を管理して、コツコツと貯金を増やしていく方法を考えるということになります。
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あなたの毎月の貯金額はいくらでしょうか?
まず、上の質問をさせて頂きました。皆さん少し考えてみてください。
万が一、この質問に即答できていない方は、即答できるように、まずはマインドを変えていって欲しいと思います。
というのも、皆さんの中には、毎月の給与(収入)から費用(支出)を差し引いた残金野中から貯金にしているかもしれないと思ったからです。
例えば
・毎月の給与手取り(25万円)ー支出(20万円)=残金5万円(貯金)
ですが、支出がその月によって変動された場合はどうでしょうか。
・毎月の給与手取り(25万円)ー支出(18〜22万円)=残金3〜7万円(貯金)
つまり、毎月の支出の中には、突然の出費があることが考えられるため、その月によって変わることもあると思います。その場合は残金も変動し、毎月の貯金額も一定ではなくなり、毎月の決まった貯金額が答えられないということです。
「毎月の支出から残った金額を貯金すればいいや」、や、「残った金額を貯金していけば貯まっていくだろう」と安易に考えていてはいけません。
これでは、毎月の手取り金額が1000万以上である方や一部を覗き、いくら経っても貯金額1000万円への道は夢のまた夢です。
さらに、いつまでに、いくらという貯金のシミュレーションができないため、自身のファイナンシャルプランも行うことができません、
目標とする貯金額までのシミュレーションと管理を丁寧に行う必要があるのです。千里の道も一歩からです。
では、どのように管理すればいいのか、引き続き見ていきましょう。

あなたの手取り金額から、毎月の貯金額は決定する
貯金額を増やしたい、資産を増やしたいと考える場合、一番に思いつくのが収入(手取り)を増やすことです。
しかしながら、この方法で貯金額を増やすことは難易度が高いように思います。
もちろん、サラリーマンであれば転職によって年収アップを目指すことも可能ですが、あくまでも長期的に誰もができる今あるお金を管理することで、貯金額を積み上げていく方法を考えます。
また、反対にに費用を下げる、節約する方法もあると思います。しかし、無理な節約や我慢は長期的にはストレスの大きいものだと思います。
これらのことから、バランスを考えたお金の管理方法によって、無理なく確実に貯金額を増える方法をお伝えします。
以下に、手順を追って、お金の管理方法を見ていきます。
① まずは、お金の使い道は、4分割で考えてください。
毎月得られる手取り金額を4分割(25%)にします。つまり、新入社員の際に、例えば20万円が手取りであれば、5万円ずつに分けて考えるということです。
4つの分類は、固定費、変動費、自己実現費、貯金・投資費に分かれています。
先程の例で言えば、5万円ずつが上の費用分類に分かれます。
② それぞれの分類にかかる費用をあてはめる
●固定費
固定費とは、毎月決まった金額を支払っている費用のことを指します。
例えば、賃貸で住まれている方は家賃であったり、民間保険に加入している人は、保険料などを指します。車や家のローン返済も含みます。
必ず、毎月一定額が支払われる費用のことで、生活スタイルや契約が変わらない限り、確実に引かれていく費用です。
●変動費
変動費とは、毎月決まった金額ではないものの、生活費用として必要な費用のことを指します。
例えば、食費や日用品、水道光熱費など、この月は、買ったものもあれば、次の月は買わなかったものもある等、比較的その月によって変動がある費用のことを指します。
●自己実現費
自己実現費とは、毎月の自分へのご褒美や教育費、自己投資費用を指します。
例えば、お小遣いや、趣味のゲーム、洋服のショッピング、友達との交際費、美容院、書籍費など、自分の人生をより豊かにしてくれるための費用です。
ここの費用を削りすぎると、何のために生きているのか、何のために仕事をしているのかを見失ってしまう恐れがある費用です。
●貯金・投資費
貯金・投資費とは、名前の通り、毎月、銀行に貯金したり、投資信託や株式投資に回すお金のことを指します。
つまり、手取りが得られた際に毎月の貯金・投資費は決定するため、確実にお金を貯金や投資に回すことが可能となります。
手取りが増えると、自動的に貯金額も上がります。
あなたの家計割合の問題点は?
毎月の手取り金額を4分割にして、それぞれの費用に自身の手取り金額から計算した値をあてはめることができたと思います。
お伝えした4分割の管理割合と、現状の皆さんのお金の割合を比較して、アンバランスな費用項目は無いでしょうか。
例えば、
毎月の手取り金額が20万円の方を例にすると、
固定費、変動費、自己実現費、貯金・投資費は、それぞれ5万円ずつしか使うことが許されていません。
もし、アンバランスな項目があれば、それはバランスが良くないと考え、早速修正していください。
今回のような例で、貯金が貯まらず、悩んでいる方の多くの問題は、固定費の増加です。
毎月の手取りが20万円である場合、本来であれば、一人暮らしなどでマンションに住んでいる方は、家賃4万円ぐらいで抑える必要があるのです。保険料を支払っている方や奨学金を返済されている方は尚更です。
急遽、固定費を減少させようと考えても、固定費は生活スタイルや契約の変更が必要になるため、変動費ほどに柔軟に金額を変更できないのがややこしくなっている原因と言われています。
今、お伝えした割合の中で、バランスできている方も固定費を上げる(家購入によるローン返済等)ということは、毎月の支払いが必ず発生してきますので、しっかりと考えた上での行動をおすすめします。
逆に、自己実現費が安くなってしまっている方も要注意です。
良くある例でお伝えしますと、増えすぎた固定費をカバーするかのように自己実現費を低下させてなんとかやりくりをしている家計割合です。
これでは、長期的な自己投資が図れなかったり、毎日の生きる楽しさや娯楽が得難いので、人生の満足度が下がります。
4分割した際の自己実現費が25%よりも低いなと感じた方は、もう少し金額を上げて豊かなライフを楽しんで欲しいと思います。
何のために貯金をするのか?
これまでお金の管理方法や割合を紹介してきましたが、そうは言っても、
「そんなお金の割合は現実的に無理だ」
「現実的ではない方法を教えられても困る」
「結局、収入を増やさないと貯金なんてできない」
と考えられた方もいるかもしれません。
もし、しっかりと自身のファイナンシャルプランを考えた結果、貯金をすることが現実的にできない場合は、そもそものお金の収入に対する、設定した支出のバランスが根本的にどこかズレがあると考えてください。
つまり、自身の収入に対して支出が伴っていないのです。
極論をお伝えすると、貯金するか貯金しないかは個人の自由です。
貯金をしたい方は、今回お伝えした内容で実践いただくと確実に貯金額は増加し、バランスのいい暮らしに近づけると思います。
やはり、貯金は無理なので、後回しにするという方もいるでしょう。
そこから先は、一人ひとりが貯金の重要性をどのように考えているかになっていくるように思います。
万が一、生活の質(住居の質や、毎月の外食の回数が減る等)が下がったとしても貯金が重要であると考えるのであれば、今回お伝えした割合での実行をオススメします。
逆に、今の生活が大切で貯金は後回しでもいいと考える場合は、やはり貯金はなかなかできないと思います。
貯金はあくまでも手段ですから、今回、「貯金をしようと思ったのはなぜなのか」、目的をしっかり考えた上で選択していただければと思います。
お子さんがいらっしゃる方は、お子さんの教育費用であったり、老後に向けての貯金であったり、マイホームを買う、好きな車を買うなどいろいろな目的があると思いますが、貯金は日常生活における心の余裕にも繋がってきます。
ぜひ、コツコツと地道な道のりになりますが、長期的な視点に立ってお金の管理を考えて頂ければと思います。

貯金から投資に切り替えていく
さらに、オススメしているのは、貯金額がある程度貯まってきた方は、長期投資に資産を切り替えていくということです。
日常生活では、ある程度のいつでも使える現金貯金(生活防衛資金)は必要です。
50万から100万ほど、現金があれば、急遽の事態でもある程度対応できるかと思います。
では、約100万円貯まった方が、その後も現金貯金を行うよりかは、複利の効果がある長期的な投資信託などの資産運用がさらなる資産を生み出します。
投資信託の話は、長くなるのでここでは割愛しますが、ネットで証券口座は簡単に開設することができますし、月500円からでも投資は可能です。
ぜひ、ある程度現金貯金ができてきた方は、投資について勉強してみてください。
ボーナスはどう考えるの?
今回、賞与(ボーナス)収入については、家計割合の配分から意図的に省いています。
前提として、毎月の収入にボーナスは含めずに考えて頂きたいです。
そもそもボーナスとは、その支給形態から確実に支給される前提でファイナンシャルプランを考えることは、家計へのリスクが高いからです。
万が一、支給されなくなる場合もありえます。そのため、ボーナスを見越して毎月の支払い(教育費や住宅ローン等)を考えることはオススメできません。
ボーナスとは、運が良くもらえた副次的収入ぐらいに考えて、毎月のキャッシュフローには含めず4分割をバランスさせてください。
貯金1000万円にはいつ達成できる?
人生において、貯金額の大小が全てではありませんが、貯金があることで心に余裕が生まれるとお伝えしました。
また、貯金があることで得られる選択肢が増えてくるかもしれません。
社会人として働いていく中で、様々なライフイベントが訪れます。例えば、家族の形態(一人暮らし、実家暮らし、夫婦共働き、子どもの有無など)も変わってくるでしょう。
また、働いている企業によって年収も変わってきます。
これらのことから、想定外の出費(医療費、引っ越し代、結婚式等)も生じます。
ですが、しっかり管理して、貯金を積み上げる思考を身につけることで、社会人3年目〜10年目で貯金1000万円は実現可能の数字範囲内です。
また、現金を投資信託などに早期から回すことで、複利の効果を得やすくなります。投資においては時間の価値は非常に高いです。
ぜひ、社会人として、ファイナンシャル・プランニング思考を身につけてください。
こういったファイナンシャルプランの側面からも支援もできるキャリアコンサルタントを目指していきたいと考えています。
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