【保存版】キャリアコンサルタント論述試験を合格するための学習の進め方(CC協議会編)


【徹底対策】キャリアコンサルタント論述試験対策に悩んでいる方は是非ご覧ください!


こんにちは。キャリ男人事サロン代表のキャリ男です。


このブログは、第16回国家資格キャリアコンサルタント試験(2021年3月開催)を一発合格した筆者が、これからキャリコン試験を受験される方に向けて、キャリコン論述試験を合格するために抑えておいて欲しいポイントをまとめた内容です。


ぜひ、キャリアコンサルタント国家試験合格に向けて、勉強用に使っていただければ幸いです!

ちなみに、私が受験した団体はキャリアコンサルティング協議会(CC協議会)となりますのでご注意ください。


学科試験も出題内容の傾向や学習のポイントがあるように、論述試験を解く上でも解き方の考え方やポイントがあります。


ただやみくもに解いていても合格点は得られません。。。


試験を採点する人間が何を求めていて、論述試験の各設問で「何を問われているのか」をしっかりと理解する必要があるのです。


それでは、一緒に見ていきましょう!


筆者の詳細プロフィールは「こちら」


関連する記事のリンクは下記から

 ・「キャリアコンサルティングの意義と役割」に関しての記事はこちら

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1.キャリアコンサルタント論述試験とは


前提ですが、キャリアコンサルタント国家試験を合格するためには、学科試験と実技試験をそれぞれ合格する必要があるのはご存知であると思います。


学科試験についての記事はこちらから!

・【保存版】【キャリア理論家一覧】キャリコン学科試験合格を目指す方はこれだけは覚えたい!

また、キャリアコンサルタント国家試験の過去問は必ず解いておきましょう。

キャリアコンサルタント国家試験(CC協議会)過去問はこちら!


 

ところで、論述試験は何を測ろうとしている試験なのでしょうか?


キャリアコンサルタントの「事例記録」作成の実務能力を求めていると言えます。つまり、実務に直結する能力を評価する出題と言えます。

学科試験はキャリアコンサルティングを行う上で知っておきたい知識を理解しておく、暗記しておくものだと言えますが、論述試験は実技試験に位置していることからも、実務で使うため知識や技術があるのかを問う内容であると言えます。


しかし、事例記録作成のためについての講習は、養成講座中にはあまり行われません(自分は、行われませんでした)


そのため、養成講座終了後の試験対策講座や過去問、ネットの情報を使用した独学で取り組んでいく必要があるのです。


特に独学でチャレンジされる方にとっては、WEBに掲載されている論述試験の過去問に模範解答例は掲載されておりませんので、何が正解で何が不正解なのか不透明なのです。


もちろん出題事例は受験回ごとに様々ですし、回答者によっても、回答に至るまでの論理や言葉遣いが異なりますので解答内容は一つではありません。そのため模範解答を覚えるといった勉強方法は得策ではありませんので注意してください。


では、回答する上で何を抑えておくと合格に繋がるのか次から見ていきましょう!


2.論述試験を合格するために大事なこと

 

論述試験を合格点に乗せていくためには、「国家試験が国家資格キャリアコンサルタントにどのような技能や水準を求めているのかを理解すること」が何よりも重要です。

論述試験は50点満点で評価されます。また、面接試験の100点満点と合わせて、実技試験は150点満点で、90点(60%)以上の得点で合格となります。


論述試験合格のためには、採点評価は最低でもB評価を得る必要があり、点数にすれば50点満点中30点以上を取得しておくことがオススメです。


面接試験の点数と合算で、合格点の90点以上に達する必要があるため、論述試験の安心ラインは30点以上の取得が目標値となるでしょう。


【注意】

※実技試験の論述、面接の評価区分の各項目はA〜Cで評価され、仮に点数の合算が90点以上であっても、C評価がいずれか一つでもある場合は不合格となってしまいます。


※【実技試験の判定について】

 ・A:評価項目の満点の60%以上の得点

 ・B:評価項目の満点の40%以上60%未満の得点

 ・C:評価項目の満点の40%未満の得点(所要点未達)


つまり、実技試験合格のための論述試験結果の目標は「A評価の30点以上」もしくは「B評価の25点以上が最低ライン」になってくると思います。

ここで、論述試験の結果を「A評価の30点以上」もしくは「B評価の25点以上が最低ライン」に乗せるために求められる能力やスキルを整理します。


①キャリアコンサルティング・プロセスの運用能力 …キャリアコンサルティング・プロセスを意識して面談を管理運用できるかどうか

【重要】

キャリアコンサルティング・プロセスとは・・・

関係構築(ラポール形成)→問題把握(クライエント視点の問題:主訴、キャリアコンサルタント視点のクライエントの問題:見立て)→具体的展開(目標設定、方策)に至るプロセスのこと

※関係構築の維持はプロセスの中で常に行われていく


つまり、このプロセスを理解し意識できているかが回答内容から読み取れるということ

②事務処理能力 …決められた時間内に、正確にわかりやすく記述することができるかどうか
③論理的思考能力…回答を記述するにあたって、その根拠を示して論理的に記述できるかどうか
④コミュニケーション能力…自身の考えを文章を介して、相手に伝えることができるかどうか

以上の4つの能力やスキルの習得を目標にしながら、基本的なことを一つ一つ丁寧に学習して、しっかりと時間内に手書きで解く練習を反復して行っておくことで目標の30点以上は十分に取得できます。


それでは、論述試験で問われている各設問の解説を見ていきましょう!


3.各設問の解説(この設問は何を問うている問題なのか?)


筆者自身は、第16回試験を受験しキャリアコンサルタント試験に合格しましたが、論述試験の評価はA評価の30点でした(点数としては決して高くはありませんが、基準は満たしていると評価されていると言えます。)


点数が高いことに越したことはありませんが、合格基準を満たした回答ができているかを意識する方が、論述試験では重要であると私は考えています。


かっこよく綺麗な回答内容を目指す必要はありません。基本に則って丁寧に論述されているかが大事です。


また、出題形式は必ずしも前回を踏襲するとは言い切れません。15回試験から設問内容が変わりました。ですが、次回の試験でどのような形式であっても対応できることが重要ですし、問われていることの本質は、14回試験以前の内容と大きく変わりません。


どのような出題形式であっても「何を問われているのか」を意識して、「その本質は何か」に着目すれば出題形式が仮に変更されたとしても焦らずに対応できる。
そのためにも、これまでの過去問を使いながら様々な出題形式に慣れておき、ポイントを丁寧に抑える練習をしておけば問題ありません。

模範解答を覚えるのではなく、自分ならどう解くが大事です。また、回答内容が上記の求められる能力や水準を満たしているのかが大事です。


ここでオススメの勉強方法としては、自身の回答内容のみに執着せず、一緒に勉強しているお友達がいるなら、回答を共有して振り返りを行なうことです。


共有をもとにディスカッションをすれば新たな視点が得られますし、相手に読んでもらうことを意識して時間内に記述する練習にもなります。


是非、試してみてください!


それでは、15回以降の形式の各設問の解説を見ていきましょう!

お手元に過去問をご準備いただき、上記の論述試験に求められる能力を理解しながら記述できるように進めていきましょう。

【設問1】

事例記録の中の「相談の概要」(略A)の記載に相当する、Zさんがこの面談で相談したいことは何か。面談記録を手掛かりに記述せよ。


 着目のポイント

  • 相談したいこと

  • 面談記録を手掛かりに

相談したいこととは、来談の目的と言える(主訴とも呼ばれる)。つまり、プロセスの問題把握のうち、「クライエント(以下、CL)視点の問題」を読み取れるかを問うている問題であると考えられる。
面談記録を手掛かりにとあるので、CLの気持ちの動きなど事例記録に記載の根拠をもとにした記述が求められると考えられる。来談の目的は通常、事例記録の最初の方に記載される。

【設問2】

事例記録の下線Bについて、このケースを担当したキャリアコンサルタントがどのような意図で質問を行なったと考えるかを記述せよ。


着目のポイント

  • どのような意図で質問を行うのか

関係構築や問題把握のために質問は行われるものである。キャリアコンサルタント(以下、CC)は適当に質問は行なってはいけない、何かしらの意図を持って質問や傾聴を行うものである。
CCがCLについて理解を深めることや問題把握の意図で質問をしていることを理解しているかどうかを問うていると考えられる。
CCの質問や傾聴は、CCとCLの関係構築を促進するものであり、問題をより明確にするために使われるということ。


【設問3】

あなたが考えるCLの問題(①)とその根拠(②)について、CLの言動を通じて、具体的に記述せよ。


着目のポイント

  • あなたが考える CLの問題

  • CLの言動を通じて

  • 具体的に

あなたが考えるCLの問題とは、「CC視点のCLの問題」(見立てと呼ぶこともある)を問うている問題であると考えられる。
通常、「CC視点のCLの問題」(見立て)を考えるためには、その根拠が必要である。つまり、CCがCLの問題である仮説(見立て)(①)を立てるために、その根拠(②)もセットで述べる必要がある。
つまり、①は「CLのお困りごとの本質的な課題は何か」を考えることであり、②は①を導き出した根拠として、事例記録に記載されているCLの言動を「具体的に」引用すればいいということになる。
例えば、①職業理解の不足がうかがえる。②なぜなら、CLの「どんな仕事があるのか分からない」といった発言等から。といった回答になる。

【設問4】

問3で答えた内容を踏まえ、今後あなたがこのケースを担当するとしたら、どのような方針でキャリアコンサルティングを進めていくか記述せよ。


着目のポイント

  • どのような方針で

プロセスのうち、関係構築と問題把握が進んできたため、いよいよ具体的展開(方針と呼ぶことがある)を問うている問題であると考えられる。
つまり、どのような方針でとは、今後の具体的展開(目標と方策)について記述するものと考えられる。
また、目標の設定は、問題把握で得られた「CL視点の問題」と「CC視点のCLの問題」を合わせたものであり、方策は、目標に掲げた全ての事項について、目標を達成するためにどうすれば良いのかを具体的に記述する。
方策は、CCとCLの関係構築を維持しながら進めていく必要があるためそれらに関する記載(ex.引き続きCLの気持ちに寄り添いながら等)あれば良いとも考えられる。

4.学習ポイントのまとめ


以上の解説から、キャリアコンサルタント国家試験の論述試験を合格点に到達させていくためには、


1.論述試験の目標得点は、「A評価の30点以上」に設定する。できれば、35点以上を目指し、面接試験の得点が低かった場合に補完していく。
2.CC協議会掲載の過去問試験を用いて、実際に紙に記述しながら「時間内」に「丁寧」に解く練習を繰り返し行う。
3.論述試験の勉強では、頭の中で理解したり、読んだりするのではなく、「しっかりと手書きで」勉強する。本番同様の解答用紙を用いて、文字数や枠数も考慮して記述する練習を行う。可能であれば、回答内容は周囲の方と共有してフィードバックを行う。
4.模範解答的に回答内容を覚えるのではなく、キャリアコンサルティング・プロセスに則った回答になっているか、また解答に至るまでの論理に間違いがないか、自身の解答に根拠が述べられているかを意識する。
5.可能であれば、講習機関やキャリアコンサルタント資格取得者に添削や指導をもらう。

是非、合格を目指して頑張ってください!

応援しています!


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