【保存版】【カウンセリング理論・アプローチ編】キャリコン学科試験合格を目指す方はこれだけは覚えたい!
【必須知識】カウンセリング理論・カウンセリングアプローチ!学科試験合格のために確実に覚えたい!
こんにちは。キャリ男人事サロン代表のキャリ男です。
このブログは、第16回国家資格キャリアコンサルタント試験(2021年3月開催)を一発合格した筆者が、これからキャリコン試験を受験される方に向けて、キャリコン学科試験を合格するために抑えておいて欲しいカウンセリング理論をまとめた内容です。
ぜひ、キャリアコンサルタント国家試験合格に向けて、勉強用に使っていただければ幸いです!
理論をただ無作為に一覧として並べるのではなく、各理論の立ち位置や理論背景の繋がりがイメージしやすいようにまとめています。つまり、各理論家が提唱しているカウンセリング理論のもとになっているアプローチの繋がりも一緒に勉強することで、記憶に残りやすいと思います!
各理論と共にキーワードをまとめていますが、もっと知りたいという方は、各理論の書籍を参照されていただくことをお勧めします。
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関連する記事のリンクは下記から
・「キャリアコンサルティングの意義と役割」に関しての記事はこちら
・「国家資格キャリアコンサルタントの自己研鑽」に関しての記事はこちら

◎感情的アプローチ:温かい人間関係
◾︎来談者中心カウンセリング/ロジャーズ
・受容(無条件の肯定的関心)
・共感的理解
・自己一致(純粋性)
パーソナリティの基本要素 ①自己概念 ②体験
クライエントの自己概念と経験が一致する方向へ援助。
クライエントが感情的に真に適応できれば、自動的に職業の問題も解決できる。
クライエントが前よりももっと自己一致し、自己体験により自分を開くようになり、防衛的になくなること。すなわち、自我の再構成。
◾︎フォーカシング/ジェンドリン
問題に反応している身体感覚(フェルトセンス)にフォーカスしてフェルトセンスからのッメッセージを受け取る「言葉にしがたい身体感覚」を傾聴。
◾︎実存的アプローチ/ロロメイ
クライエントの世界を知り、自分もその世界の中に存在しなければならないという考え方、アプローチ。
◾︎精神分析的アプローチ/フロイト
クライエントがどんな葛藤で悩んでいるか、何が職業的動機づけにつながるかが欠かせない、人間の欲求と職業の条件の動的マッチングに必要な情報が良い情報。
【カウンセリングスキル】
明確化、比較する、欲求や防衛機能の解釈など
◾︎ゲシュタルト療法/パールズ
「今、ここに生きる人間」、気づきと接触
ゲシュタルト=全体的な統一的なまとまり
「形にする」「全体性」「統合」
◾︎交流分析/バーン
自我状態では、個人の心の中に「親」「大人」「子ども」の3つの自我状態があるとし、「親」にはCPとNP、「大人」にはA、「子ども」にはFCとACの5つの機能があるとされる。
エゴグラム、ゲーム分析、人生脚本
◎認知的アプローチ(思考回路のチェック):決定
◾︎論理療法/エリス
人は起こった出来事や体験によって惑乱するのではなく、その受け止め方によって惑乱する、ABC(DE)理論。
不快な感情は、非論理的信念(イラショナル・ビリーフ=思い込み)によって生じる。
【非論理的信念の修正法】
・反論説得法:何事も完全にやり遂げなければならない理由は何か
・新しい哲学への置き換え:完璧な解決は、そうあるものではない
・記録用紙の使用:イラショナルビリーフを言葉に出して書き出してみるなど
→教育・産業などの場面で広く使用
哲学:「人生を生きることは大変だが、それでも何とか工夫して楽しく生きる」
◾︎認知療法/ベック
人間の病理的(精神的)行動は、誤って学習した考え方、イメージ、記憶に基づいている
、自動思考、スキーマ(〜べき)、認知の歪み
◾︎現実療法(リアリティセラピー)/グラッサー
「現実に直面させ、無責任を退け、価値判断に基づき、より良い行動を考えて実行する」
現在の満たされていない重要な人間関係に焦点をあて、問題解決を試みる手法。
非行少年少女のカウンセリング法として開発。のちに「コントロール理論」「選択理論」と改名。
◎解決志向アプローチ
◾︎ソリューショントーク
いい所を見つけて、上手くいっていることを話す。問題になっている原因、改善点を追求しない。支えられている背景は?気づかれていないリソース(長所・取り組み)がある。解決に焦点をあてるアプローチ。
◎システマティックアプローチ
職業相談、進路相談、雇用相談、キャリア相談などで使われるアプローチ。
①ラポール
②問題の把握
③目標設定
④方策の実行
⑤結果の評価
⑥終了
◾︎ピービィー
ソシオダイナミック、カウンセリング、対話的な傾聴。
◾︎ヘルピング技法/カーカフ
①事前段階(かかわり技法)
②応答技法
③意識化技法
④手ほどき技法
◾︎マイクロカウンセリング/アイビー
カウンセリングの共通パターン「マイクロ技法の階層表」
①かかわり行動
②かかわり技法(傾聴)
③積極技法(指示・論理的帰結・解釈・自己開示・情報の提供・説明のフィードバック・説明・教示など)
⑤技法の統合
◾︎コーヒーカップモデル/國分康孝
①リレーションづくり
②問題の把握
③適切な対応
→構成的グループ・エンカウンターの創始者
◎行動的アプローチ:学習方策
不適切な反応を引き起こしている「状況」を明らかにしていく、職業選択における不安が主なテーマ。
①不安・不適応行動の除去、軽減
②意思決定スキルの習得
③問題を予防する行動変容
◾︎系統的脱感作(行動療法)/ウォルピ
十分にリラックスしていると、恐怖や不安が起こりにくい。
◾︎主張訓練(アサーション)
自己主張・自己表現ができるように対人不安の除去:脱感作と同じ。
社会的スキル形成:主張性の査定→訓練
プログラムの作成→訓練の実施
モデリング・行動リハーサル・ホームワーク
◾︎パブロフ
古典的条件付け:ベルの音→犬の唾液
刺激に対して応答する。
(レスポンデント条件)
◾︎嫌悪療法
好ましくない行動や思考を抑止するために、不快な刺激やイメージを条件反応的に形成する方法。抗酒剤のような薬物を用いる方法や電気ショックなど。
◾︎スキナー
オペラント条件づけ・ごほうび・処罰・スキナーBOX(ネズミ:バー/餌)
シェイピング技法:目標とする行動を獲得するために、その行動を小さなステップに分けて、段階的に獲得へ導いていく方法。
◾︎トークンエコノミー法
例えばポイントカード。クライエントの特定の行動を増やしたり強化するためにトークン(代理貨幣)と呼ばれる報酬(ごほうび)を与え、報酬が一定の量にたまったらより具体的な報酬を与える方法。
◎包括的・折衷的アプローチ
感情的、認知的、行動的、発達的アプローチの全てを取り入れたアプローチ。
カウンセリングの現場は、折衷的なアプローチとも言える。
◾︎特性・因子カウンセリング
パーソンズの特性・因子理論をウィリアムソンがカウンセリングとして取り入れる。
①カウンセリング
②テストの実施と解釈
③職業情報
◾︎発達的カウンセリング
スーパーの職業発達理論をカウンセリングとして展開。
①クライエントがどの発達段階にいるか評価
②未発達の場合は方向付けと探索に専念
③特定の職業を選択できるまで発達していれば、情報を収集し、調査し、理解させる
④現実吟味が済んだら、意思決定を支援する
◎その他のアプローチ
◾︎家族療法/ミラーなど
システム論:個人がシステムの一部になっている
原因→結果:直線的因果律、循環的因果律
ジョイニング・システムズアプローチ
◾︎森田療法/森田正馬
森田神経質・絶対臥褥(入院療法)・あるがまま
◾︎内観療法/吉本伊信
見調べ(断食・睡眠・断水での振り返り)を基礎・仏教求道法
◎その他人間理解に関するキーワード
◾︎フロイト
・精神分析学、自由連想法、無意識研究
◾︎アドラー
・アドラー心理学、劣等感、個人心理学、共同体感覚
◾︎ユング
・分析心理学、深層心理学理論、集合的無意識、人生の正午
◾︎エリックバーン
・交流分析、心理学パーソナリティ理論、P(Parent)、A(Adult)、C(Child)の3つの自我状態
◾︎ロジャーズ
・来談者中心療法、無条件の肯定的関心、共感的理解、自己一致
ぜひ、国家試験合格を勝ち取ってください!
「いいね」よろしくお願い致します!